前回の記事から2ヶ月が経過してしまいました。
プライベートな話題になりますが、7月末から9月あたままで、約3年ぶりに日本に一時帰国しました。
その間も細々とソーシャルな活動はしていましたが、多くの時間を久しぶりに会う家族や友人のために使いたかったということで、ブログは少し後回しに(言い訳)。
ということで、簡単に2ヶ月間を振り返ります。
LONDON ATHLETICS MEET 2024 – Wanda Diamond League – 7月20日(土)
日本へ帰国する数日前に、今年もロンドン・ダイヤモンドリーグに行ってきました。
昨年初めて行った際も観客の多さに驚きを隠せませんでしたが、今年は昨年の5万人を超える6万人来場のアナウンスがありました。
本当に、2回席まで隙間なく全て満席です。
余談ですが、盛り上がって観客ほぼ全員立ち上がって観戦していた時に、後ろにいたお兄さんが持っていたビールを少しかけられてしまいました。「お詫びに1杯買ってくるよ!」と言って、妻の分まで2杯買ってきてくれました。おかげで少し飲みすぎました。笑
そしてハイレベル。
男子1マイル、後のパリオリンピック1500m1-5位がいなくてもこのタレント揃いです。
場内アナウンスはジェイク・ワイトマン選手の父・ジェフさんです。
英国内のメジャーな大会に限らず、欧州選手権などのアナウンサーなどもされています。
全競技終了後にはすぐに翌年の日程とチケット先行販売の案内が場内でされます。
会場での体験のライブ感が残っているうちに、翌年の大会のリピーターとして確保する。
このスピード感も一陸上大会でこれだけ集客できる要因の一つでしょう。
すでにホームスタンド側はほぼ完売です。
On Track Nights: Middle Distance Circuit 2024 – 7月27日(日)
日本に帰国して数日後、東京都世田谷区の大蔵運動公園陸上競技場で行われた、On Track Nights: Middle Distance Circuit 2024(以下、MDC)に行ってきました。
On Track Nights 繋がりとしては、5月18日(土)に英国・ロンドンでNight of the 10,000m PB’s(Night of 10K)にも生徒を連れてボランティアとして参加しており、今回も夏休み中で日本帰国中の生徒たちとともにボランティアとして参加させていただき、より大会の内側をみさせていただけました。
ところどころ、Night of the 10,000m PB’sと今回のMDCを比較しながら見ていました。
以下に感じた点を簡単にまとめます。
事前説明
Night of 10K:主催者からメールで簡単に業務内容や集合場所の説明のみ。
MDC:ディレクターの横田真人さん直々に、ボランティア対象のオンライン事前説明会。
当日の打ち合わせ
Night of 10K:ボランティア用のビブスを受け取り、シフトを確認後、業務へ。
MDC:スタッフ用Tシャツ、ID、シューズを受け取り、業務責任者の方から説明を受け、業務へ。
会場の雰囲気
Night of 10K&MDC:どちらも盛り上がっていました!
BGMはどちらもかなりの爆音でした(どちらもOnがプロデュースしているので)。
圧倒されるくらいのボリュームの方が、気兼ねなく盛り上がることができると感じます。
場内販売(特にアルコール)
Night of 10K:多くの観客がビールを飲んでいます。場内でも至る所で売られています。日が暮れる頃にはビールは売り切れるほどです。
MDC:アルコールは1,2箇所のみ。スタンドで缶ビールを飲んでいる人もいましたが、どこか遠慮して飲んでいる印象です。
どちらの大会が良い、すごい、という議論ではないのですが、2つの言わば姉妹大会を観て感じたことはNight of 10K(英国)の「テキトーさ」と「適当さ」です。
「テキトーさ」というのは話し言葉の意味で、事前説明や当日の打ち合わせ、業務内容など、雑と言えば雑と感じる点もある一方で、「適当さ」というのは文字通りちょうどよく、ふさわしいという意味で、そういった事前説明や打ち合わせ、当日のスタッフの管理で必要十分である、ということです。
どちらもWAのContinental Tourでカテゴリーがつく大会(Night of 10K: Silver=B、MDC: Challenger=D)ですが、「テキトーさ」と「適当さ」の塩梅は、持続可能な競技会運営という観点で、カテゴリーがつくレベルの大きな大会でこそ重要だなと感じます。
オンラインセミナー – 7月から9月にかけて
7月から9月にかけて、大学院時代の先輩である髙山史徳さんにお声がけいただき、ランニングアドバイザーであり、大学の後輩であるの三津家貴也くんと3人でオンラインセミナーをやらせていただきました。
髙山さんのnoteでまとめていただいているのでぜひご覧ください。
髙山さんは、言葉で形容するのがいい意味で難しいほど幅広く活動されており、今でもたくさんの有益な情報を頂いたり、相談相手になっていただいたりと、非常にお世話になっている方の1人です。
間違いなくスーパーマンなので、髙山さんのWebサイトも是非のぞいていただきたいです。
三津家くんは言わずもがな有名なので、紹介は省きます(笑)。
私が話した内容は、
- イギリスにおける学齢期の子どもたちのスポーツとの関わり
- 日本と英国、スポーツを「みる」関わり方
という2テーマでやらせていただいて、普段教員をしながら感じていることや、前述したNight of 10KとMDCで感じたことを喋らせてもらいました。
自分の思考の整理や普段とは違う方々を対象にアウトプットするという意味で、気付きの多い有難い機会でした。
Alf Shrubb Memorial 10K – 9月15日(日)
ランニング好きの同僚の先生に誘ってもらい、9月15日(日)にSlinfoldという近くの村で行われたAlf Shrubb Memorial 10Kというトレイル?クロスカントリー?レースに出場しました。
大会名にもなっているAlfred Shrubb氏は1900年代初頭に活躍した陸上選手で、一時期5000m、10000m、2マイルの世界記録を保持していました。
Slinfoldという村はAlfred Shrubb氏の出生地です。
日本では1ヶ月で3回程度しか走っておらず6kg増し、帰英してからもろくに走らずにいたので、ただただ出場したレースでした。
の割には頑張って4位でした。結果はこちら。
至る所でローカルな大会が毎週のように開催されていて手軽に参加できるので、これからも心と体が持つ限りは積極的に参加しようと思います。
ジェイク・ワイトマン選手のお母さんのSusanさんも私が走るのを知ってくれていたので、応援してくださいました。
クロスカントリーリレー大会 – 9月25日(水)
9月初めに帰英してすぐに新学期が始まり、25日(水)に近隣のRoyal Grammar Schoolという学校が主催するクロスカントリーリレー大会に中学生の生徒を連れて参加してきました。
今回初めて招待してもらい参加しましたが、参加校とチームも多く、素敵な大会だと思いました。
それ以上にこの学校の持つ施設に圧倒されました。
コースは全て学校の敷地内で、ラグビーピッチ5面分が余裕で取れるグラウンドの外周を使ったコースでした。
これだけ広いグラウンドですが、天然芝が丁寧に管理されていていました。
英国の私立学校には当たり前のようですが、立派なクラブハウスもあり、羨ましさを感じずにはいられませんでした。笑
大会自体は勝負もありますが、学校間の交流という要素も強く、生徒たちも同世代の現地の生徒と交流できて良い機会となったと同時に、私も現地の学校の様子を見れて刺激的でした。
また、私の勤務校でも2年前からクロスカントリーリレーを主催して開催しているので、参考になる点も非常に多かったです。
まとめ
長い夏休み、3年ぶりの日本滞在という期間を挟んだということもあり(言い訳)、かなり期間が空いてしまいましたが、この2ヶ月少々のまとめでした。
陸上界はトラックシーズンが一段落し、ひと息ついてから来シーズンに向けて動き始める頃かと思います。
AR(代理人)としての活動も引き続き力を入れていきますので、インドア(ショートトラック)、ロードレース、その先のアウトドアシーズンも含め、何かお手伝いできることがあればお気軽にお問い合わせください。
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