世界陸上のレガシー

Daily Notes

世界陸上競技選手権大会2025東京(以下「世界陸上」)が終わって1週間が経ちました。
(私は「世界選手権」というワードを好んで使うのですが、今回は世の中で親しみのある「世界陸上」で統一します。)

私自身は、9月中旬の開催のためすでに学期が始まってしまっているので、当初は行かない(行けない)つもりでしたが、開催が近づくにつれ、母国開催の世界陸上に対して「あれ、本当に行かないの?」「なんで行かないの?」「行くでしょ!」と自問自答・自己解決し、気づいたら校長にメールを打っていました。即フライトを確保して、スケジュールを半ば無理やり調整し、アクレディテーションを頼み込んで申請し、5日目の17日からなんとか行かせてもらうことができました。
妻を含め、ご理解いただいた多くの方々に感謝です。

国立競技場に入ったの自体が今回初めてでしたが、あれだけ大きい6万人収容のスタジアムが陸上競技会で満席になるのは、やはり感慨深いものがありました。

3階席まで本当に満員の国立競技場は圧巻でした。

詳細な競技結果のことはさておき、今回東京で行われた世界陸上、賛否両論ありますが、私は間違いなく開催されてよかったと思いますし、多くの「レガシー」が残ったと思います。

そのレガシーの中で最も大きいと感じているのが、多くの人が陸上大会にわざわざ足を運び、盛り上がりを見せたあの大観衆の一部を構成する経験をした、ということです。

9日間での総入場者数が619,288名。延べ人数ですが、60万人以上もの人(その多くが日本人)がその経験をしたというのは、間違いなく無形でありながら最大のレガシーだと思います。

世界陸上が終わって1週間が経ち、いろいろと考えるところがあったので、一度自分の考えとしてまとめておきたいのと、陸上に関わる人にもそうでない人にも、この世界陸上を機に今後陸上界がどうなっていったらいいのかを考えるきっかけになればと思い書き残します。

なぜあんなに観客が入ったか?

集客・告知

大前提として、日本陸連が「セイコーゴールデングランプリ陸上2025東京」「第109回日本陸上競技選手権大会」そして「世界陸上」と一貫性を持って繋いできた「#国立満員 プロジェクト」や世界陸連メディアパートナーであり、長年世界陸上を日本に届けてきたTBSの告知が広く行き渡ったということがあります。

また、目にした方も多いと思いますが、東京メトロが世界陸上財団とスポンサーシップを締結したことにより、メトロ駅構内や車内で広告があったり、JRでもA社が契約選手を使った広告で社内や構内を丸ごとジャックしていました(公式スポンサーではない企業が、大会名やロゴを使わずに、つまりスポンサーの権利を侵害せずに、イベント開催に乗じてこのような広告宣伝活動をすることを「アンブッシュマーケティング」と言います)。このように東京全体で機運が高まっていたことも、多くの人が世界陸上に関心を持ち、会場に足を運ぶきっかけになったと思います。

バンドワゴン効果

ある店に行列ができていると、人気があるんだろうなと思って興味が湧いて、自分も並んでしまうように、多くの人が選んでいるものを「自分も選びたい」と思う同調心理・行動をバンドワゴン効果と言いますが、まさにそれが起こったという側面もあります。

日本人選手の活躍

大会前から売り切れている日のチケットもありましたが、大会が始まってから前日や当日に売り切れるセッションもありました。
ラウンドが進み、日本人選手が準決勝、決勝と進むとニュースになり、それを見た人が「面白そうだな、じゃあ現地に行って観よう!」となった方も少なくないと思います。
実際はこうあるべきで、やはり陸上競技、延いては興行スポーツの究極的なコンテンツは選手のパフォーマンスであるべきなので、「日本人選手の活躍や世界のトップアスリートのパフォーマンスを生で見たいから、現地に行く!」というのが最もピュアな動機であるべきです。

なぜあんなに盛り上がったか?

国際大会が故の帰属意識

陸上大会で、しかも陸上初心者でもこれだけ盛り上がれるのは、世界陸上という最大規模の国際大会だったから、ということに尽きると思います。
というのは、国際大会だと、自然と「日本 vs 世界」 という構図が浮かび上がります。
そうすると、観ている日本人からすれば、もちろん自国の選手を応援するわけです。それが初めて名前を聞く選手であっても「日本」という共通項、「帰属意識」が「盛り上がり」を生み出します。

男子20km競歩の沿道での応援。先頭集団に日本人が2人もいたらそりゃ応援しないわけがないです。

野球やサッカーといったチームスポーツは、この「帰属意識」を醸成しやすく、これを芽生えさせてしまえば、コアなファン、いわゆるリピーターにすることができ、「盛り上がり」に繋がります。

さて、例えばこれが日本選手権だったらどうでしょう?
特定の選手を応援するということはあっても、特定のチームや学校を応援するってなかなかないと思います。選手を応援するにしても、その選手が出場する機会は1日にほんの数回です。
つまり、国内大会でこの「帰属意識」ベースでファン層を拡大するというのは、よほどのスター選手や魅力のあるチームでない限り難しいと考えられます。
野球やサッカーといったチームスポーツであれば、国内大会でも「贔屓チーム vs 相手チーム」、国際大会でも「日本 vs 相手国」というような構図ができ、自然と帰属意識が働きますが、陸上の日本選手権やそれ以外の国内大会ではなかなかそうはいきません。
一方で、もしこの「帰属意識」をキーワードにファン層を拡大していくなら、「私は『陸上競技』のファンなんだ」という広い視野で拡大させていく、という戦略もアリだと思います。

詰まるところ、今回の日本開催の世界陸上では、最大規模の国際大会という特性上、国内大会にはない、「盛り上がれる要素」「楽しめる要素」が潜在的に備わっていたと考えることができます。

6万人が一堂に会す一体感と雰囲気

単純に6万人が1ヶ所に集まって、同じものを観ていれば、同じタイミングで興奮し、同じタイミングで溜め息をつく。これって一種の快感であり、非日常の刺激で脳が喜んでいる。それが盛り上がりにつながっていると思います。

お酒

今回は会場でたくさんの人がビールやレモンサワーを飲んでいるのを目にしました!
個人的にはめちゃくちゃ嬉しかったです。ほろ酔いで観戦できたら、シラフの時より盛り上がれますし。

私は買わなかったので、写真は友人提供。

スポーツを観るのはエンタメ、娯楽なので、「世界陸上だから特別に飲む」ではなくて、どんな大会でも(主催者が許せば)、飲みながらフランクに陸上競技を楽しんで観て欲しいと思いました。究極的には、スポーツ観戦は社交の場なので、別に観てなくても、飲んで人と喋ってるだけでOKだと思っています。実際に、奥のラウンジでは関係者が競技を観ずに社交の場として使っています。

これからどうしていくべきか?

一方で、これで陸上人気に火が着き、国内の大会にも多くの人が観にくるかと言われれば、安易にYESとは答えられません。

2019年に日本で行われたラグビーワールドカップを例に挙げると、大会自体は日本チーム初のベスト8進出も相まって、約6週間の大会期間で観客動員数延べ170万人チケット完売率99%という、一大ラグビーブームを巻き起こしました。
このワールドカップを観戦した人や大会付帯イベントなどでラグビーに触れ合ったことで獲得した「ライト層」を国内ラグビーリーグに落とし込み、日本のラグビー界の発展に繋げるべく、トップリーグに代わり「ジャパンラグビー リーグワン」が創設されました(こちらを参考にしました)。

  • 史上最も成功したラグビーワールドカップ
  • ラグビーのリーグ構造を変える大変革(リーグワン創設)

このような巨大な2つの出来事があってもなお、爆発的なラグビー人気の拡大とまではなっていません。(ただし、ご存知の通り新型コロナウイルスのパンデミックにより機運が途切れてしまい、即時の動員には繋げられなかったことは否めません。)

今回の世界陸上は陸上界に確かに大きなレガシーを残したと思いますが、放っておいては本当にただの「遺産」になってしまいます。
今後どうしていくべきか」がこれまで以上に重要になると思い、私なりに考えてみました。

ライト層を取り込み、リピーターにする。

ラグビーの例で言うと、ラグビーワールドカップをきっかけにラグビーを初めて観たような人=「ライト層」いわゆる「にわかファン」が、パンデミックの影響もあり「にわか」で終わってしまったことが、ワールドカップで起きたムーブメントをラグビー市場の大きな拡大に即時的に繋げられなかった要因として挙げられます。

では、陸上界はこの「ライト層」「にわかファン」をリピーターにし、「陸上ファン」として定着させていくためにはどうしたら良いでしょうか?

一つは選手や関係者、「こっち(陸上に関わっている)側」の人たちが発信を続けることです。
(以後「こっち側」を多用します。)

これを書いているのと並行して、TrackTownJPNの文化放送Podcast「世陸ロスのあなたへ」を聴かせてもらっていて、非常に共感することが多く、頷きまくっていました。

この会のスピーカーである柏原竜二さんが仰っていた「今がチャンスなのでアスリートは発信止めないで欲しい。SNS等でみんなで盛り上げて現地に足を向けさせたい。」というのがまさにこのライト層を取り込む上では重要なファクターだと思っていて、この世界陸上で初めて陸上をちゃんと観てもらった方々の関心を少しでも陸上競技に向け続けておく努力をこっち側の人がやって行かないとライト層はリピーターにならず、にわかで終わってしまいます。

もう一つはできるだけ早く次の受け皿を用意することです。

世界陸上で発火した熱が冷めないうちに、次に観に行ける陸上大会を提供してリピーターとする。
このサイクルができてくると、「ライト層」が次第に「コア層」になっていくと思います。
これもまた、このブログを書いているのと同時に来年の日本選手権の「スーパー先行チケット」の販売がアナウンスされました。

大変僭越ながら言わせていただくと、正直これでも遅いと思っていて、やはりもう世界陸上が終わった直後から熱は冷めてきていて、ここからまた改めて囲い込んでいくというのは難しくなってくると思います。

毎年5,6万人の観客動員があるロンドンダイヤモンドリーグを例に挙げると、2024年大会は全競技が終了した瞬間に、大型スクリーンに翌年の日程とチケット先行販売の案内がされ、大会の予熱が1番高い時にすでにそこにいる6万人を囲い込もうとしています。
今年、2025年に至っては、なんと大会前日に翌2026年の先行販売案内が来ました。このフライングには正直驚きましたが、「いよいよ明日観に行くぞ」とワクワクしているいわば「着火」タイミングですでに囲い込みにかかっているのはこれもまた戦略的で、6万枚のチケットが完売する理由は、陸上文化が根付いているからとか、強い選手がたくさん集まるから、というだけでなく、当事者である競技団体や「こっち側」のステークホルダーの取り組みが故という要素も大いにあると感じています。

また、ヨーロッパでは来年8月にヨーロッパ選手権がイギリス・バーミンガムで開催されます。世界陸上が始まってからは、待ってましたと言わんばかりに、活躍した選手たちをSNS上で使って上手に告知をしまくっています。

このように先回り先回りで網を張っていかないと、一過性のファンはすぐに逃げていってしまいます。できれば世界陸上が終わったタイミングでゴールデングランプリ(以下「GGP」)や日本選手権、アジア大会の囲い込みができれば理想的だったな〜と思います(偉そうにすみません)。
この先回りは先々のカレンダーが決まっていないとできないことで、恐れ多くも日本陸連さんにできるだけ早く日本選手権やゴールデングランプリの日程と会場を確定してもらえるように動いてもらう他ありません(偉そうに申し訳ありません)。

陸上大会を面白く思ってもらう。

私は「近さは面白さ」だと思っています。
今回の世界陸上は色々な場所から色々な競技を観ました。
200mを3階席から見る機会があったのですが、何か物足りなさを感じました。
もちろんとんでもないスピードで走っているのはわかっているのですが、わかっているからこそ、この距離から観ている人に本当の「迫力」が伝わっていないのが、何か勿体無いなと感じました。

もちろん会場に足を運んで会場の雰囲気を感じることは大事なのですが、以前のブログ記事でも触れたように、「選手のパフォーマンスを観てワクワクする」というのが陸上競技の第一義的なエンターテインメント性で、「選手と観客の距離」、これをできるだけ近づけることで陸上大会を面白く思ってもらう可能性が高まると思います。

それを感じたのが、ロンドンで行われているNight of 10,000m PB’sやインドアレースです。

Night of 10,000m PB’s (イギリス) 男子10000mAレース
Meeting Metz Moselle Athlelor (フランス) 男子800m Aレース

手を伸ばせば届きそうな距離で人間離れした競争が行われているってやはりワクワクします。

多くの競技会でフィールドレベルやレーン内に観客席を設ける取り組みがされていますが、もっともっとそういった競技会が増えて欲しいなと思います。

少し付け加えておくと、日本とヨーロッパの競技場の作りの違いも影響していると考えています。日本では大きい大会が開催できるスタジアム型の競技場の場合、フィールドレベルに諸室が作るためだと思いますが、スタンドがフィールドレベルより一層高く作られているところがほとんどです。
また、フットボール兼用のため、レーンの内側に跳躍ピットを配置できず、レーンの外側に作るため、スタンドとトラックとの距離がどうしても離れてしまうという場合が多いです。
一方、ヨーロッパはスタジアム型を含め多くの競技場でフィールドレベルとスタンドが同じレベルから作られています。

これは2026年にヨーロッパ選手権が行われるイギリス・バーミンガムのアレキンサンダースタジアムですが、このレベルの競技場でもこの作りです。
これだと選手をより近くに感じることができ、より臨場感のある体験ができると思います。

このようにインフラ的な違いも多少影響しているのかな、と考えています。

ストーリーテリングを意識してみる。

なぜ箱根駅伝を始めとする「駅伝」という競技は、トラックアンドフィールドに比べて人気なのか?を考えた時に、「近さは面白さ」という要素はあると思います。実際に沿道で観戦すると選手の息遣いや走る速さにワクワクします。また、チームスポーツという要素も加わるので、前述の「帰属意識」が働き、ひいきチームを応援するという要素も加わります。

もう1つ大きい要素として、ストーリー性があるということが挙げられると思っています。今年から始まったグランドスラム・トラックでも興行的に重要視していることとして「ストーリーテリング(Storytelling)」という言葉を使っていたので、私も使ってみます。
ストーリーテリングとは、ただ単発の事象を並べるより、ストーリー性を持たせて伝えることであり、より共感を呼んだり、印象に残らせたりするために用いられます。ビジネスシーンでも、営業やマーケティングで近年よく使われているようです。
箱根駅伝を例に挙げると、4年間での学生アスリートの成長、三大駅伝の経過、過年度の成績、今年のチーム状況など、ストーリーとして仕上げる要素が多く詰まっています。
これが毎年続いていくので、「次のストーリーはどうなるんだろう?」とリピーターとなり、コアファン化していくのだと思います。

さて、このストーリーテリングをトラックアンドフィールドにどう落とし込みましょう?

まずは、TrackTownJPNで柏原さんが訴えていたように選手が自身の活動を発信していくことです。(ここから言い方が悪いかもしれません。皆さん気を悪くされたらごめんなさい。)陸上競技は詰まるところどこまで行ってもアマチュアなので、競技だけ頑張っていれば勝手に自分をプロモーションしてくれることはまずありません。観るスポーツの視点に立った時、陸上競技のコンテンツ(商品)は兎にも角にも選手自身です。「自分はこんな選手だ」「こんなことをしてて、こんなストーリーを持っている」「こういうことをするから観に来て」と発信を続けることが大事だと思います。そこが動き始めるとそれをエサにメディアがメディアの力を使って、より多くの人に届けてくれる循環が生まれ始めます。

それに加えて、競技団体、大会主催者、実業団、クラブチームをはじめとした関係者(「こっち側」の人)が情報を世の中に出し続けることです。私の発信力なんてまだ大したことないですが、それでも1人でも多くの人に届けと思って発信を続けています。

選手をはじめ、こっち側の人たちの当事者意識を高めて、世の中に出る情報を増やしていくことで、それが紡がれて多くのストーリーが生まれていくのではないかなと思っています。

日本の最も大事な手札はやっぱりGGP

日本選手権は「こっち側」の人からしたら、全種目やるし、多くの選手を観れるし、年に一回日本一を決める大会なので観ていて楽しいですが、世界陸上で陸上に足を一歩踏み入れてくれたライト層からすると、大盛りラーメンにトッピング全部乗せすぎて、正直お腹いっぱいなのと、具材が多すぎて味がわからなくなってしまうような気がします。

やっぱりGGPだと思うのは、いいとこ取りというのと、日本 vs 世界の世界線で日本を応援できる=帰属意識を持って応援できる、というところにあります。

一方、課題としてはやはり選手招聘にあるかと思います。
日本からヨーロッパやアメリカに行くのが大変なように、ヨーロッパやアメリカから日本に来るのも同様に大変です。GGP1試合だけではいい選手たちが集まりづらいという現実もあります(集まりすぎても困るのですが)。

そこで、(これもTrackTownJPNのPodcastで出てきたワードを拝借しますが)「極東サーキット(Far East Circuit)」をぜひ作って欲しいと思います。

ヨーロッパがあれだけ強いのは、試合数が多いというのもありますが、外から見るとヨーロッパ陸連のガバナンスがめちゃくちゃ効いているように見受けられます。
ヨーロッパのシルバー以下のコンチネンタルツアー、インドアツアーの情報が欲しい時は、世界陸連よりヨーロッパ陸連のサイトから見た方が断然わかりやすいです。
ちなみに、すでに2026年のインドアツアーの情報はかなり出てきています。

陸上競技はヨーロッパのスポーツであることは認めなければなりません
これもよく例え話でするのですが、日本で陸上競技をやるということは、アメリカでサッカーをやったり、ヨーロッパで野球をしたりするのと同じ感覚を持つ必要があります。日本人で世界大会に出るためには、現行のルールでは遠くまで高いお金と時間と体力を使っていかなければいけないケースが多いです。しかし、ヨーロッパにいれば県外に遠征に行くくらいの負担感で、多くの試合にアクセスできます。
地理的不利を受け入れた上で、日本をはじめアジアの選手たちは世界と戦わなければいけません。

ただ、そこに甘んじていても進歩はないので、ヨーロッパがNo.1と認めた上で、陸上競技のNo.2のエリアを目指そうという自戒も込めて「極東=ヨーロッパから見た東の果て」というネーミングはめちゃくちゃいいと思います。

具体的には、まだヨーロッパの試合が最盛期に入らない5月に試合を集中させ、上海と厦門でダイヤモンドリーグ(GW)2試合日本でGGP(A)1試合を軸にすでにあるカテゴリーの試合で繋いで、世界的には、「5月はアジア、6月以降はヨーロッパ」のような認識ができて、日本では「5月は陸上観に行くぞ!」のような文化が生まれてくると楽しくなるな、と思っています。

お願い

今回、世界陸上に行って感じたことを徒然なるままに、だけどできるだけ整理して、言語化しました。もちろん身の丈に合っていないことを言っていることは承知していて、それでも発信する価値があると思い、まとめました。

もちろん、なんか面白いこと考えているやつがいると思ってくれる人もいれば、どこのどいつかわからんやつがまた夢を語ってると思ってくれる人もいるかもしれません。

そういう色々な意見を踏まえて、最後に私からのお願いは、同でも批判でも、こんなアイデアもあるよ、とか、こうも考えられるんじゃない?とか、なんでもよいので、感じたことを共有して頂きたいです。

今回の世界陸上をどのように感じたか、今後陸上界がどうなっていって欲しいか、私の考えを読んで何を感じてくださったか(是非を問わず)が知りたいし、何か感じて、思ってくれることで、化学反応が起こってくれたらいいなと思います。

微力ながら、今回の世界陸上を通して、自分の発信が今後の陸上界の発展に寄与することを願って。

コメント

  1. あいり より:

    陸上試合の観客を増やすためにはまず選手たちの発信や、CMによる広告、テレビ局による選手たちの活躍をハイライトで放送するなどの取り組みが必要。競技面の活躍だけではなく、そのほかのパフォーマンスも含めて陸上試合のエンタメ性を広めることも効果的だと思う。例えば、せりくの男子4継の入場シーン、レース後に選手たちが互いを讃え合うシーンなど。レース以外でも魅力や見所は沢山あるというのを伝えることで興味を持ってくれる人が増えそう。発信したところでそう簡単に観客を増やすことに直結させるのは難しい。特に日本選手権や国内の陸上大会への参加は世界陸上に比べて少ない。加えて、スポーツも陸上も興味のない人に声を掛けたところでそこから得られる効果は少ないと考えられる。だから、スポーツ店に協力してもらい購入したお客さんに日本選手権の開催案内のチラシを渡すことや、マラソン大会で実際に選手に来てもらい広告してもらうなど少しでも興味のありそうな人が来る場で多面的なアプローチをかけることが最も効果的かなと思う。

    #デュプランティスいけめん!

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