Night of the 10,000m PB’s 現地レポート

Daily Notes

5月18日(土)に行われたNight of the 10,000m PB’sに行ってきました。

昨年も現地観戦に行き、会場の雰囲気が最高すぎて度肝を抜かれたので、勤務校の生徒にもこの世界観を見せたいと思い、今年はボランティアとして参加してもらいました。

また、今年は旭化成の相澤 晃 選手と葛西 潤 選手も出場されていました。
今回は3つの観点から、記録に残しておきます。

会場の雰囲気

レースは14:30から始まり、最終種目が21:25開始ですが、時間を追うごとに人が増えまくっていき、19:00頃には会場内はどこ歩くのもやっとくらいの人だかりでした。

So crowded.

ホームストレートのテント内にはビールやドリンクが売っており、レースを観る人とも相まってほぼ通れません。

ホームストレート内のテント。

去年も買った会場限定のビール。ただラベルが貼ってあるだけなんですが、この日限定の特別感で買ってしまいます。(※生徒引率中なので飲んでませんよ。お土産です。)

皆さん、レースを観に来ているのか、ビールを飲みに来ているのか、ピクニックに来ているのか、よくわかりませんが、それでいいんです。それがいいんです。

とにかく人がたくさん、わいわいがやがや。まさにお祭りをやっているような雰囲気でした。

サブイベント

会場内では至る所で、多種多様な催しがされていました。ほぼ写真でお送りします。

ホームストレートに仮設されたこの橋を渡ってトラック外側とインフィールドを行き来します。
立ち止まっては行けません。また開封済みのドリンクやフードを持ってわたることもできません。
走っている選手の頭上にビールやピザが降ってきたら大変ですからね。

トラック外側とインフィールドを繋ぐ仮設橋

インフィールド内では主に子どもや家族連れ向けのコーナーが充実していました。

案内板

トラック外周にもキッチンカーが充実していますが、トラック内でも楽しめます。

買ったものはこちらの大きなテントとベンチでくつろぎながら。

子ども向けのブースもとても充実していました。

キッズランニングトラック
バウンシーラン
ウォールクライミング
ミニサーカスショー
メッセージボード
ウィッグ(っていうんですか?)で簡易ヘアメイク
(わかりにくいですが)タトゥーシール

他にも撮りきれないものがありましたが、これだけあれば子連れでも飽きさせずに過ごすことができそうです。フィールド内もごった返していました。

バギーや車椅子の方はちゃんと2箇所、外側と内側を行き来できるポイントがあります。
今の時代では当たり前ですが、大切なことです。

インフィールド以外でも色々とあります。

マーチングバンドは競技中もそれ以外も断続的に演奏し続けてくれていました。

DJもいて、会場内は常に音楽が響き渡っており、特にスピーカーの近くは爆音すぎて長時間はいれません。でもどこもかしこも人だかりでいるところがないので近くに留まって観ている人もいます。

競技間に子どもたちがダンスパフォーマンスをしてくれます。レースを観なくても自分の子どものダンスを見に会場に来て、ついでにご飯を食べて、ついでのついでにレースをチラ見して、みたいな人もいるでしょう。1つの集客戦略かと思います。

あとはレース中もトラック内で観客を煽って盛り上げるパフォーマーの人もいます。

本当に至る所で、色々なことが同時に巻き起こっています。会場にいるだけで全く飽きないです。

レース

冒頭で紹介したように、今回は男子の最終レースに日本から旭化成の相澤 晃 選手と葛西 潤 選手が参加していたので、生徒とともに応援しました。
うちの敏腕カメラマンが撮った写真です。

4レーンから手の届きそうな距離で、この速度で走る集団を観るのもとても貴重な体験ですし、選手からしても25周の間ずっとその距離で応援され続けられるのもまたなかなかない経験かと思います。

葛西選手のラスト直線。最後はファイヤーが上がります(これ、近くにいると熱いです)。

レース後には相澤選手、葛西選手がこちらに来てくれて、一緒に写真を撮ってくださいました。
生徒たちにとっては最高の経験と思い出になったと思います。

レース前にもサインをもらったり、フランクにお話しいただいたりしていただきました。
本当にありがとうございました。

メッセージボードのセンス◎(笑) ※生徒の顔はぼかしてあります

まとめ

会場内ではBGM、サブイベントの音楽、観客の歓声など常にあらゆる「音」が鳴り響いていました
1つ面白いなと感じたのが、MCが観客の歓声を煽る時に “Make noise!” という表現を使っていたことです。
「がんばれ」「ファイト」のような言葉でなくてもいい、とりあえず “Wooooh!” でも “Hoooh!” でもいいから「音」を出せと。
きっとそれが観客自身のテンションも上げて、会場全体が盛り上がるスイッチになり、選手にも波及するのかなと思いました。

また、この日は14:00に会場入りし、22:00までの8時間も会場に滞在する予定だったので、いくら楽しくても、レースはほぼ10000mしかやってないので、途中で生徒も飽きるだろうし、私も疲れてしまうかなと思っていました。
しかし、終わってみるとそんなことは生徒も私も一切なく、あっという間に時間が過ぎていました。
これだけ色々なことが同時多発的に起こっている、言ってしまえばカオスな空間だと、時間の感じ方も違うのかなと感じました。

最後に。
この大会は、建前上はContinental Tour Silverにカテゴライズされる、歴とした一流の陸上競技会ですが、実際の現場感としては、陸上競技場を会場としてお祭りが行われている中で、世界を舞台に活躍する選手のレースが行われている、といった感覚でした。

日本でも、魅力的なスポーツイベント創りを考える際には、競技会に足し算掛け算をしていく思考かと思いますが、この大会を見るとそもそも発想が逆でもいいし、その方が面白いんじゃない?と考えさせてくれました。

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