【海外遠征サポート】Meeting Metz Moselle Athlelor (フランス) / Lee Valley BMC Indoors (イギリス) / Keely Klassic (イギリス)

AR Reports

出場選手・レース

サポート選手

前田 陽向 選手(環太平洋大学)

落合 晃 選手(滋賀学園高校)

1戦目: ミーティング・メッツ・モゼル・アスレロール @ フランス・メッツ

クリックで大会オフィシャルサイトに飛びます。

日にち:2025年2月8日(土)
会 場:L’Anneau-Halle d’athlétisme de Metz, フランス・メッツ
大会カテゴリ:WAインドアツアー・シルバー(B)

結果・レース動画

前田 陽向 選手
男子800m C組
6着 1分50秒62

落合 晃 選手
男子800m B組
7着 1分54秒34

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2戦目:リー・ヴァレー BMC インドア @ イギリス・ロンドン

日にち:2025年2月12日(水)
会 場:Lee Valley Athletics Centre, イギリス・ロンドン
大会カテゴリ:ノンカテゴリ(F)

大会会場

結果・レース動画

男子800m sh A組

前田 陽向 選手
1着 1分50秒61

落合 晃 選手
6着 1分54秒82

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3戦目:キーリー・クラシック @ イギリス・バーミンガム

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日にち:2025年2月15日(土)
会 場:Utilita Arena Birmingham, イギリス・バーミンガム
大会カテゴリ:WAインドアツアー・ブロンズ(C)

大会会場

結果・レース動画

男子800m sh

落合 晃 選手
7着 1分51秒86

前田 陽向 選手
DNF ※ペースメーカー

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サポート内容 & 大会レポート

1戦目

1戦目、フランス・メッツは当日入りで現地に入りましたが、予定していた便が欠航となり、3時間後の便に振替に。。。そのせいで2人のレースには間に合わず、最寄りのルクセンブルグ空港に着陸後、ライブ配信で見る羽目になりました。

この会場は観客席とトラックがほぼほぼ隣合わせで、ウォームアップエリアもトラック内の一角、次々とレースが行われるなか、断続的にトラックを横切る人がいるという、混沌とした競技会でした。

観客とトラックがこの距離です。

でもちゃんと大会として成り立って、人も入って盛り上がっているし、レベルも高いからいいんです。

この大会の特徴としては、各種目で組が複数あり、例えば男子800mはAレースからEレースまで5レースあります。しかもそれが連続して行われるわけではなく、プログラムの間に散りばめられていて、後半になるにつれ、各種目のレベルの高いレースになっていきます。

順位に関しても、AからEレースの総合でプレイシングスコアがつくので、BレースやCレースで良いタイムで総合で上位に入れば、それに応じたプレイシングスコアがつきます。

WAインドアツアー・シルバー(B)の大会ですが、このようなプログラムなので、出場するための門戸はかなり広いと感じました。

2戦目

2戦目、3戦目は中3日と中2日でイギリスでのインドアレースに挑みました。

イギリス滞在期間中はフラット(アパートメント)を借り、基本的にそこで過ごしてもらいつつ、夕食は私の家で摂ってもらいました。
今回は味の素株式会社様にもサポートをいただき、餃子とほんだしを提供していただきました。
海外の生活では、日本の味を感じられるとても貴重な食材です。味の素様、ありがとうございました。

滞在中には勤務校のトラックで調整練習をしてもらいつつ、試合前でしたが生徒たちと交流の時間も作っていただきました。こちらも大感謝です。

生徒たちと一緒にランチを摂ってもらいました。 ※生徒の顔はぼかしてあります。
高校3年生との交流。 ※生徒の顔はぼかしてあります。

2戦目、リー・ヴァレー BMC インドアはインドアツアーには入っていませんが、1戦目と3戦目のちょうど真ん中で、かつペースメーカーがつき、速い展開にしてもらえるとのことだったので、インドアの経験値を積むという意味も込めて出場しました。

まず会場のLee Valley Athletics Centreですが、インドアトラック、アウトドアトラックに加え、室内直線120mの走路、室内投てきサークル、目的別のトレーニングルーム、アウトドアトラック外周のウッドチップコースなど、まさにオールインワンの施設で驚くと同時に、日本との競技水準の差の原因の一端を感じました。(後日別記事にてレポートします)

この試合は平日夜の試合でした。以前も別記事で書きましたが、平日夜にコンパクトに開催することで、学校終わり、仕事終わりの人も参加でき、かつ運営側も休日である土日を潰さなくて良いというメリットがあると感じています。

ペースや展開の確認?

3戦目

3戦目はパリオリンピック女子800m金メダリスト、キーリー・ホジキンソンがプロデュースする、今年から始まった大会、キーリー・クラシック。

落合選手の持ちタイムでなんとかウェイティングリストからの繰り上げで入れてもらえましたが、前田選手までは枠が回ってこなかったため、交渉してペースメーカーをさせてもらうことに。

会場はこれまでの2試合は常設のインドアトラックでしたが、バーミンガムのUtilita Arena Birminghamは仮設のインドアトラックで、普段はコンサートなど多目的のアリーナとして使用されています。

周回は横長のタータンをつなぎ合わせている作り。

そのため、板張り特有のバウンド感があり、バンク(傾斜)含めて、2人とも走りやすい印象だったようです。大阪城ホールの仮設トラックに似た感じです。

会場も今までの2試合とは異なり、1周ぐるっとせり立つスタンドと凛とした雰囲気があり、会場入りした時から興奮気味でした。

ウォームアップエリアはアリーナの地下にある多目的ホールで、選手たちが所狭しとアップをしています。ウォームアップエリアが満足に確保されていないなんて海外の競技会では日常茶飯事なので、その中でいかに最適なウォームアップができるかも、結果を残す上で大事なスキルかと思います。

一応スパイクも履けるようですが、履くのがためらわれる硬さです。

メインレースの試合間は場内MCがめちゃくちゃ盛り上げてくれます。座っていたら一人一人指されて立たされます。笑

詳細は割愛しますが、この試合は私自身、ARとして大変多くの勉強と経験をした大会でした。
この大会のディレクター兼アスリート・リエゾンのSpencer Burden氏と色々とやりとりをさせていただき、話を聞くとロンドンとドーハのダイヤモンドリーグ、ロンドンマラソンのディレクターとのことでした。凄すぎます。

忙しい中、撮っていただきました。

やはり現場に行くのは私自身最も成長できる機会であることを再認識したと同時に、このように携われるのも世界を目指している選手あってこそなので、選手には常に感謝です。

前田選手、落合選手共に、初の室内レース、初の海外レース転戦、初のインドアシーズンインということで学びと経験の多い遠征になったかと思います。
東京世界選手権イヤーの今シーズンの活躍を期待しています。

また、この度も環太平洋大学の吉岡利貢先生に大変お世話になりました。ありがとうございました。

最後に、うちのチビ2人のことも可愛がってくれてありがとうございました。

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